ネクスト(東京都港区)は6月29日、不動産取引でインターネットを使って重要事項説明(IT重説)を行う社会実験の説明セミナーを東京都内で開催した。不動産事業者など約200人が参加した。
セミナーでは、国土交通省の担当官による社会実験に関する説明のほか、同社とウェブ会議システム大手のブイキューブ(東京都目黒区)が共同で開発したIT重説システムの紹介が行われた。説明後の質疑応答では参加者から多数の質問が出た。
IT重説は、国によるIT利活用の促進の一環として、アクションプランに盛り込まれている。実施に向け、国土交通省の有識者の会合で、まず賃貸取引と法人間取引に限定してテレビ電話などを使った重要事項説明の社会実験を行うことが決まった。現在、国土交通省が実験への参加者を募集している。
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