河村電器産業(愛知県瀬戸市)の「住宅用感震総合システム」が、「JECA FAIR2015」の製品コンクールで国土交通大臣賞を受賞した。
近年、大規模地震発生時において電気が原因となって起こる「電気火災」が注目されている。火災原因のうち電気火災によるものは、阪神・淡路大震災では約30%、東日本大震災では約50%強と発表されている。また、内閣府の発表では、首都直下地震が発生した場合、火災による死者数は最大で約1万6000人と想定されている。これが感震ブレーカなどの設置により電気関係の出火防止策をとることで、約9000人にまで減少するといわれている。
同社の製品は、2006年にプレトラックコンセントが「独立行政法人労働安全衛生総合研究所理事長賞」を受賞して以来、10年連続での入賞となる。
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