北陸リビング社(石川県能美市)は6月21日、東京都内で首都圏の中高齢者を対象に、移住や「マルチハビテーション」(複数の住居に住むこと)をテーマにしたセミナーを開催した。5組が参加した。
同社は石川県内を中心に国産材を使ったログハウスなどを展開するビルダー。今回のセミナーは、一般社団法人移住・すみかえ支援機構や住宅アカデメイア、長野県原村などと協力して開催した。移住をテーマにした一般向けのセミナーは同社にとって初めての試みという。
基調講演では、移住・すみかえ支援機構の斉藤道生副代表理事がリタイア後のセカンドライフのあり方のひとつとして移住の提案を行った。その際、同機構の「マイホーム借上げ制度」を使って自宅を賃貸に出して収益化する方法を紹介した。
住宅アカデメイアの西沢和浩氏は、建てたセカンドハウスをレンタルに出して収入を得ながら、負担を抑えて取得する方法を紹介。自社で進める長野県でのマルチハビテーション向け分譲地開発についても説明した。
同様のセミナーを7月18日に金沢市でも開催する。
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