住宅FC・VCを運営する千金堂(東京都渋谷区)は、債務整理に入ったFC加盟店の従業員と残工事を本部が引き受けることを発表した。
今回引き受け案件となった加盟店は、総合建設業を展開していたジョー・コーポレーション(本社:愛媛県松山市)。リーマンショック後、分譲マンションの販売が低迷し2009年に民事再生手続きを開始。同じ年に同FCに加盟、住宅事業を4拠点で展開するなど順調に業績を伸ばしてきたとするが、本業での資金繰り悪化により今年2月に事業を停止。同時に、施工中物件の稼働を停止し、全従業員を解雇した。
これを受けてFC本部は、仕がかり中の戸建て住宅39件(千金堂ブランドではない物件も含む)、リフォーム4件の残工事の継続と従業員31人の雇用を決断。戸建ての全物件で工事を再開するとともに、顧客のジョー・コーポレーションへの過払い分を同FCが負担することにより、追加費用や仕様変更をせずに完成引き渡しができるところまでこぎつけた。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。