地域工務店の全国組織JBN(青木宏之会長・会員2700社)は6月5日、東京都内で第8期定時総会を開き、定款や会費規定などの議案を承認した。
青木宏之会長は「良い材料で良い仕事をすれば良かった時代は終わり、高性能でデザインとソフトサービスを兼ね備えた家づくりが求められる時代になった」とし、新築、リフォーム、中古流通、維持管理、中大規模木造の各分野の工務店支援や大工育成策に意欲を示した。
新年度の主な取り組みは、新築分野で5年後の省エネ基準の達成率を高めることを前提に、長期優良住宅に対応できる工務店の支援を行う。ゼロエネ住宅委員会を設け、住宅事例集の作成や省エネ基準を完全マスターするセミナーを全国4会場で展開する。
中古住宅市場の活性化に関しては「この分野の工務店のビジネスモデルをどう示すか」が課題。政策調査委員会のメンバーを全国から募集し、各地域で連携団体を舞台に活動を展開する。
大工育成では「JBNが大工育成に本格的に取り組む団体」であることを宣言。大工を社員化するための就業規則を夏をめどに整備するとしている。
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