一般社団法人日本ホームステージング協会(東京都江東区、杉之原冨士子代表理事)は、住宅の資産価値を高める手法「ホームステージング」を行う専門家「ホームステージャー」の認定事業を本格化する。1回目の1級ホームステージャーの認定講習・試験を7月7、8日の2日間の日程で実施する。
ホームステージングとは米国発の概念で、住宅の売却時に不要なものを片付けたり、インテリアを整えるなどして住宅を魅力的に見せるように演出すること。中古住宅の売買が盛んな米国では、物件を高く売却する手法として一般的になっている。
同協会はこのホームステージングという概念を日本に普及させることを目的に設立された。米国でホームステージングという概念と産業を構築したバーブ・シュワルツ氏が会長を務めるホームステージング業界の団体「IAHSP」からの支援を受けながら、日本に適したホームステージングの手法を構築するとともに、セミナーや認定事業を通して普及・啓発活動を行っている。
同協会では、ホームステージングの基本的な知識を習得することを目的にした2級ホームステージャー資格認定を昨年から行っており、今回の1級資格は2級資格者を対象に実施するもの。
2級の講習・試験は毎月開催されており、住宅・不動産業界を中心に現在約50人の2級ホームステージャーがいる。
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