川島織物セルコン(京都市)は、俵屋宗達の風神雷神図、尾形光琳の紅白梅図屏風などで知られる琳派400年にちなんだ特別展示「織物の意匠にやどる琳派」展を2016年3月31日まで同社が運営する織物文化館(京都市左京区)で開催している。
琳派の意匠は、絵画のみならず衣装や美術工芸品から空間デザインまで生活の様々なシーンで使われ、壁張・天井張やカーテンなどの室内装飾の意匠としても使用されている。今回の展示では、最後の琳派といわれる、明治期に同社で織物デザインの研究も行った神坂雪佳の残したデザインを中心に紹介。豪華客船地洋丸の綴織パネル構想画や芸艸堂が明治期に出版した図案帳、実業家の浅野総一郎の建設した「紫雲閣」の天井に用いられていた綴織格天井の原画全98点等を展示する。
入館料は無料で事前予約制。予約は電話075-741-4323で受け付けている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。