次世代型の住生活産業を研究・検討する「住まい価値総合研究所」(東京都文京区)はこのほど、かんでんCSフォーラム(大阪府大阪市)と共同で第1回調査「女性の住生活ニーズ調査01〜宝くじが5000万円当たったら何にいくら使いますか〜」を実施し、その結果を6月8日に公表した。
今回の調査の目的は、共働きの増加など社会的な変化の中で、女性が住まいや住生活に対してどのようなニーズを持っているかを調べるもの。調査結果によると、「宝くじ当選金5000万円」の使い途は、「貯金」、「旅行」、「住宅」の順に高い割合となった。「住宅」に使うと答えた回答者の平均金額は1639.6万円、割合は62.7%だった。
「住宅」の平均金額を年代別で比較すると、30代以下が最も高く、次に60代以上が続いた。「住宅」の選択割合の年代別比較では、50代が最も高く、次に60代以上が続いた。平均金額、選択割合の両方を通じて、60代以上の「住宅」に対する投資意欲が高いことが分かった。
今回の調査は今年3月13日〜31日に実施。かんでんCSフォーラムが展開するポータルサイト「フルルKansai」の会員を対象にWEBアンケートを行った。回収サンプル数は1374サンプル。 年代構成比は、30代以下が 13%、40代が39%、50代が32%、60代以上が16%だった。
「住まい価値総合研究所」は、住宅産業情報誌「ハウジング・トリビューン」を発行する創樹社(東京都文京区)が今年4月に創設。住まいや住生活にかかわる幅広い業種の企業が集まり、様々な視点から住まいや住生活に関する研究活動に取り組むという。
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