松下電工は、従来の陶器に代わる新素材を採用し、洗浄方式を工夫することで、ブラシを使った掃除除が約3カ月間不要となる新しいトイレを今年12月から発売する。
新製品は、従来の陶器にと比べ軽量で汚れをはじきやすい有機ガラス素材で、水に中性洗剤を含ませた「激落ちバブル」と、便器内に水を勢いよく旋回させる「スパイラル水洗」などの新たな洗浄方式を採用することで、ブラシ掃除を3カ月不要。
排水方式の改良で、従来のサイホンゼット式と比べ洗浄1回当たりの使用水量は5・7?と60%の節約。便座とシャワーは使用時に瞬時にあたためる方式で従来の75%を節電。
また成型しやすい新素材により、便器本体に照明やサウンドスピーカーの設置も可能。重量は陶器製の約半分でしリフォーム用の排水アジャスターをつけて、施工性も向上した。
製品の希望小売価格は27万900円から。同社では近年のタンクレストイレ需要の高さに応え、昨年度3万台を2010年度までに12万台まで需要拡大をめざす。
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