総合不動産開発を手がける山万(東京都中央区)は、同社が開発を進めるユーカリが丘(千葉県佐倉市)のHEMS付き住宅において、各家庭と電気事業者間における「電気料金プラン最適化サービス」の提供を今年6月から開始した。グリーンエネルギー事業などを展開する国際航業(東京都千代田区)との共同事業として取り組む。
同サービスは、アンケート形式によるモニタリングとは異なり、消費電力量の実測値データを活用して電気料金プランの最適化を目指すもの。国際航業が今年3月に「電気料金プラン選定システム」(特許第5717113号)として特許を取得した技術を用いる。
山万は2011年からHEMS付き住宅の販売を開始。購入者へのヒアリングにより、電気料金の最適化が図られていない現状を把握したことから、入居後のアフターサービスの一環として今回のサービスを実験的に各家庭に提供することにした。
今後2カ月間、この共同事業を実施しながら、ユーカリが丘におけるHEMS付き住宅以外へのサービス展開について検討を行う。
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