LIXIL(東京都千代田区)は、過去に販売したバスルームの換気乾燥機(製造:マックス)に発火の可能性があることが判明したため対象全機種(計1万7244台)の部品交換を無償で行うことを発表した。
対象機種は、2003年9月〜2013年6月までに販売したトステムブランドのバスルーム「レフィノⅣ」に搭載、または「LS」「レフィノ」シリーズの修理交換用として販売したバス換気乾燥機で、対象品番はBS-58HまたはBS-58HCX。
使用中に製品内部から発火する事故が報告され、これによるぼやが2013年1月と14年12月に計2件発生している。
事故原因は、温風ヒーターの安全装置である温度ヒューズの封止樹脂剤が高湿環境下での長期使用により劣化。ヒューズ内に湿気が入ることで、内部の遮断部品が水に溶けて接点が不完全接触となり発熱、樹脂部品が発火・延焼することがわかったとする。
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