LIXILの持株会社であるLIXILグループ(東京都千代田区)は6月3日、ドイツの子会社Joyou AGが5月22日付で破産手続開始申立を行ったことを受けて、2015年3月期の業績予想修正と2016年3月期の特別損失計上見込みを発表した。
2015年3月期は、純利益が2月2日発表の予想から25億~90億円の減益となる見通し。2016年3月期は、最大約330億円の特別損失を計上する可能性があり、税引後段階で220億円の影響を見込む。
Joyou破綻の経緯については、第一段階の調査の結果、帳簿外の巨額な債務が主な原因の1つであることが判明したという。
同社は今後、社内調査委員会を設置し、藤森社長兼COE自身が委員長となって調査に当たる。将来に向けた改善と強化の第一ステップとして、買収した企業と一体となってグローバルに連携した体制を構築することにより、グループ全体のガバナンス体制を強化していく方針。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。