大建工業(大阪市)は、今年9月26日に創立70周年という節目の年を迎える。10年先の創立80周年を見据えて、DAIKENグループの経営計画として、長期ビジョン「GP25」を策定した。これまでの「住宅用建材のメーカー」から、「建築資材の総合企業」への変革を掲げ、2025年度のグループ連結売上高2500億円を目指す。「素材事業」「建材事業」「エンジニアリング事業」「新事業」の4つの事業を柱とした事業展開を図る。
国内の住宅市場では、少子高齢化による「新設住宅着工戸数の減少」や「建設技術者の高齢化・減少」などが予想されている。一方、住宅市場以外では、「東京オリンピック開催」をひとつの契機として、観光、医療、農業などの産業分野で成長が期待され、海外においても、ASEAN各国の発展などによりグローバルマーケットの拡大が進んでいる。これらの背景から同ビジョンの策定に至った。
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