新潟県は5月8日、古民家再生にかかる費用の一部を施主(古民家の所有者)に補助する「ふるさと古民家再生事業」の創設を発表した。地域の歴史的文化や伝統的木造建築技術の維持・継承を図るとともに、再生現場における技術研修を通じて建築技術者の育成を推進する。
対象は伝統的木造建築技術により建設され、築後おおむね50年経過した住宅。設計・工事監理にかかる費用について、2分の1以内、上限100万円を補助する。
古民家再生工事の現場を、県内の建築関係団体などが実施する見学研修に活用する。再生後は、住宅として活用することが条件。