国土交通省と厚生労働省は4月24日、今年度の「建設業の人材確保・育成策」を公表した。建設業の人材確保・育成に向けて連携して取り組みを強化する。
「魅力ある職場づくり」「人材確保施策」「人材育成施策」の3つの視点で取り組みを進める。両省の助成制度の活用に向け情報提供を行うなど効率的に施策を進めていく。
魅力ある職場づくりでは、社会保険未加入対策や適切な賃金水準の確保などを進める。人材確保の面では、若者や女性などの入職を促す。
建設分野の技能労働者は1997年の455万人をピークに減少を始め、2010年には331万人まで減った。ただ、その後は増加に転じ2014年には341万人まで増えた。