新建新聞社・新建ハウジングでは、東日本大震災後の工務店の状況について、資材不足対応、受注状況を中心にアンケート調査・ヒアリングを行った。その一部を抜粋して紹介する。今回はその2。
その1⇒https://www.s-housing.jp/modules/news6/article.php?storyid=313
[b][size=medium”>[color=0000CC]長野県・工務店[/color][/size][/b] [size=medium”>資金繰り厳しくなるが乗り切りたい[/size]
OSB28ミリを使っていたが、12~24ミリをビスで留めて剛性をとる方法で代替しようと考えている。
まったくストップしている現場はなく、手持ちや建材屋にある範囲で、遅れながら何とか進めている。
これから資材も増産が進むだろうから、7~8月には落ち着くのではないか。4~6月を何とか乗り切ることができれば、と思っている。
その間は、上棟まではいくがその後進まないといったような工期の遅れも出て資金繰りも厳しくなるとは思うが、何とか乗り切りたい。
[b][size=medium”>[color=0000CC]和歌山県・工務店[/color][/size][/b] [size=medium”>グラスウールを羊毛や杉皮断熱材に[/size]
合板の代わりに、屋根はバラ板、床は根太組みで対応している。
断熱材はグラスウールがないため、羊毛断熱材や杉皮断熱材で対応。
不足している資材に関しては、今までは掛けで納入してくれていた地元の商社も「この分は現金で」と言ってきて、現金取引になっている。
住宅設備については、納期を明確に出せないメーカーには発注を出せないので、納期を回答できるメーカーに変えている。具体的にはTA社やY社。
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