クリナップ(東京都荒川区)は5月7日、システムキッチン「クリンレディ」に、シンク内に残りやすいゴミ・汚れを自然に洗い流す新機能「流レールシンク」を標準装備して受注を始める。
同社・井上強一社長は「1999年にクリナップが初めて開発したフロアコンテナがそうであるように、業界の標準仕様になってほしいとの想いで開発した」と話す。
主婦モニターへの調査をもとに、調理や食器を洗う際にシンク内に広がったり、隅にたまるゴミ・汚れに着目して「流レールシンク」を開発。
排水口を調理台近くのコーナーに設置することで、最短距離でゴミを集め、ゴミ・汚れが広がるのを防ぐ。
また、従来のシンクは奥の排水口に向けて傾斜がついていたが、これを刷新。手前に傾斜を設けることでゴミが散乱せず、排水口まで伸びるL字型の水路(流レール)に沿って通常の調理・洗いものの作業中にゴミが自然に流れるようにした。節水にもつながるとする。
63万8000円〜(I型255cm基本セット)。
5月7日の受注開始にあわせて全国101カ所のショールームに展示して従来シンクとの性能を体感してもらう「THEキッチン・バスフェア」を開催。
さらに5月下旬には東京・表参道近くに多目的スタジオ「南青山キッチンスタジオsupported byクリナップ」(住所:港区南青山4-15-30)をオープンして、新しい「クリンレディ」と「S.S.」を設置。料理教室のほか、料理番組や雑誌の料理企画の撮影スタジオ、セミナーイベント会場としても利用できるという。
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