首都圏のリフォーム会社で構成する一般社団法人良質リフォームの会(QRC、東京都新宿区)は生活者の立場から有償で住宅の大型リフォーム契約を支援する「QRCリフォームサポート制度」を本格導入した。QRCのリフォームサポーターが施主の要望を聞き取り適正に契約が行えるようサポートするとともに、工事途中、竣工時にチェックを行う。
同サービスは500万円以上の工事が対象。具体的には、税別3万円でリフォーム業者に提示する要望書を作成し、3社まで見積もりのチェックを行う。施主の希望があれば同会の会員以外の会社の提案についてもチェックをする。ただし、会員会社を少なくとも1社含めることが条件。各社からのプレゼンテーションを生活者にわかりやすい内容に整理し、比較しやすくしたうえで説明する。契約内容の妥当性に関するチェックも行う。
また、同会の会員と契約した場合には現場確認を4回行うほか、引き渡し1年後の保守点検もサポートする。
ここ数年、大型改修が増えてきたことから、より信頼性の高い提案の仕組みが必要と判断したことから今回の取り組が始まった。昨年秋からテストマーケティングを開始。問題なく運営できる見通しが立ったため本格運用に移行した。
同会は現在、会員数が18社(うち施工事業者は12社)。
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