経済産業省はゼロ・エネルギー住宅(ZEH)の普及に向けたロードマップの検討を始めた。住宅業界関係者と学識者などで構成する検討委員会を設置。4月16日初回の会合を開き、現状の共有などを行った。月1回程度の会合を持ち、できるだけ早期に、遅くとも年内にはロードマップを提示する予定。
ZEHについては、国のエネルギー基本計画で2020年までに標準的な新築住宅をZEHに、2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現する方針が示されている。総合資源エネルギー調査会の省エネルギー小委員会では、ZEH普及に向けた具体的なロードマップの策定が必要とされた。その際、「2020年に大手ハウスメーカーが新設する住宅の過半数がZEHとなることを目指し、施策を検討すべきである」との方針が示された。
委員会には、住団連、JBNといった住宅供給者のほか、ベターリビングなどが参加。国土交通省もオブザーバーとして加わっている。
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