ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)(東京都中野区)がこのほど実施した同社調査モニターのHEMS利用世帯(家庭の電力使用量を可視化する機器及びサービスを利用する世帯)に対する電力使用量データ分析とアンケート調査によると、回答者の約7割がHEMS利用開始後に節電意識が「高まった」と感じていることが明らかになった。
また、すべての回答者が電力小売り自由化後に電力会社を変更する際には「料金の安さ」を重視していることも分かった。
HEMS利用世帯の電力使用量データを、利用開始直後の昨年1月と1年後の今年1月で比較したところ、約2割の世帯で10%以上の電力使用量の減少が見られた。「HEMS機器設置後、節電に対する意識が高まりましたか?」という質問に対して、「高まった」「少し高まった」の回答は約7割を占めた。HEMS利用により10%以上の節電効果を実感している回答者は約3割だった。
来春実施される電力小売り自由化についての調査では、「よく知っている」「少しは知っている」との回答が今年1月時点で約3割。電力小売り自由化後に電力会社を変更する際には、全ての回答者が「料金の安さ」を「重要」と考えていることが明らかになった。「極めて重要」とする回答者は約7割にのぼった。また「省エネアドバイスのサービス」についても、約5割の回答者が「重要」と考えていることが分かった。
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