「板倉の家」を推進する製材加工の中千木材(徳島県)は、野地合板などに替わる製品として、スギ無垢板「セーフティボード」の問い合わせが増加している。巾135×厚さ30×長さ4000㎜を規格寸法とする本実加工の無垢板で、屋根や床・壁の下地、仕上げなどさまざまな使い方が可能だ。
横架材に切った溝に厚30㎜のセーフティボードを落とし込んでつくる「板倉構法」の壁は、壁倍率2・2倍の耐力壁として大臣認定取得済み。同じく防火構造の認定も取得している。水平剛性は床倍率の認定は取得していないものの、予備実験を行っていて、そのデータを付けることが可能だ。
製品の寸法は巾135㎜のほかにも145・180㎜があり、厚さも30㎜のほか12・15・40㎜がある(板倉構法の壁を耐力壁とする場合は巾135×厚さ30㎜を使用)。材料単価は巾135×厚30㎜の場合、坪あたり1万3000円となるが、納期は注文から約1週間。「いま関東方面へもかなり出ている」(千里泰三社長)という。
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