積水ハウス(大阪市)は、「不燃化特区指定地区建て替え相談会」を東京都区内全21棟の住宅展示場で4月12日に実施する。対象となる18区52地区すべての不燃化特区の助成制度に関する情報を提供するとともに、建て替えの際の設計や法律、資金計画などの相談にも応じる。
都は、防災性がぜい弱である木造密集(木密)地域の改善を加速するため、「木密地域不燃化10年プロジェクト」に取り組んでいる。2020年までに市街地を不燃化し、延焼による焼失ゼロを実現させることと、延焼遮断帯となる主要な都市計画道路を100%整備することを掲げている。
18区の52地域を「不燃化特区」に指定し、耐火性能の高い家への建て替えを促すために各区が補助制度を実施している。区によって制度内容は異なるが、対象地域で一定の要件を満たす家を建て替えた場合、既存家屋の解体除却費用や新築建物の設計費用などの一部もしくは全部が助成金でまかなわれる。
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