三菱マテリアル建材(本社:東京都)は、内装用・耐力壁用の面材「モイス」「モイスTM」の原料となる輸入品のバーミキュライトが入荷したことから、来週4月11日にも同製品の集中生産体制に入る。
同製品を生産する名古屋工場は、地震の直接的な被害は受けなかったものの、原発事故の影響により輸入貨物船が日本への寄港を回避したため原料の入荷が遅延。約1カ月の間通常ベースの生産ができなかった。
同社によると「モイス」「モイスTM」は昨年12月から品薄の状態。「現在もかなり注文がたまっている」(同社担当者)という。そのため原料の入荷ともに同製品の生産を重点化する方針で、出荷も既受注品から順次再開。「新規注文については、納期が5月末~6月上旬くらいになる」(同社担当者)見通しだ。
また地震被害を受けた外壁材「メース」生産の茨城・明野工場は、3月25日に全面復旧している。
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