各種断熱材製造・販売のシップス・ジャパン(静岡県富士市)は、ほぼ通常通りに製品を供給。静岡・岩手の工場で生産するポリスチレン樹脂系の防蟻断熱材「パフォームガード」は、工場が被災しなかったこともあり、受注からの納期は2週間程度で対応している。
「パフォームガード」をOSB構造用合板で挟み込んだ防蟻断熱構造用パネル「RコントロールSIPsパネル」は1カ月半程度の納期。アメリカから輸入品のOSBも確保しているため、供給にいまのところ影響はないという。
同社によると、震災後、合板・断熱材の不足により問い合わせが増加中。国内の工場もある程度、生産能力に余裕があるため、新規受注にも対応していきたい考えだ。これまで同製品の使用は基礎断熱がメーンで、出荷の8割程度を占めていたが、床・屋根・壁にも広めていきたいとする。
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