アキュラホーム(東京都新宿区、宮沢俊哉社長)は高価格帯市場に参入する。国内外の建築プロジェクトに携わる、名匠と言われる大工、左官、庭師などと連携したものづくりに、同社のコストダウン技術や設計技術を融合させ市場価格に比べ3割程度割安に提供するという。まず東京エリアで展開する。順次、関西、東海エリアに拡大していく。初年度の目標は20棟、3年後には年間100棟の受注を目指す。
新ブランドの名称は「AQレジデンス」。同社の宮沢俊哉社長は3月23日の記者会見で「世界に誇れる日本の伝統的な技術を取り入れた住宅を適正価格で提供する」と意気込みを語った。同ブランドを進めていく専門部隊として「AQレジデンス推進室」を設置。営業や施工を専門的に担当する。
新しいブランドの立ち上げの背景には、住宅市場で高価格帯が伸びていることがある。同社が想定する本体価格は205m2で4800万円から。
第1号のモデルハウスを東京・世田谷の瀬田展示場に出店。4月4日から営業を始める。モデルハウスは税別1億2500円。
今回のプロジェクトには、海外でも活躍する数寄屋大工の杉本広近氏、左官職人の久住有生氏、比地黒義男氏が賛同して協力している。
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