LIXIL(東京都千代田区)が運営する、土とやきものの魅力を伝える文化施設「INAXライブミュージアム」(愛知県常滑市)では、土の魅力を体感できる「土・どろんこ館」企画展示室において、4月25日から9月6日まで、企画展「大地の赤-ベンガラ異空間」を開催する。
同展では、身近な着色料でありながら素性があまり知られていない「ベンガラ」に焦点をあて、歴史や製造方法をひも解くとともに、赤に彩られたベンガラを使った品々を展示する。
「ベンガラ」は、最古の顔料のひとつと言われる赤の着色原料。地球上の物質のなかで最も多い「鉄」の酸化物を主成分とし、色落ちしにくく、防腐・防虫効果がある。江戸から昭和初期には、日本各地で木造建築の建具や軒先、壁などに使われていた。
共通入館料で観覧可能で、一般600円、高校生・大学生400 円、小・中学生200円。詳細はホームページで。
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