国土交通省は3月18日、2015年1月1日時点の全国の公示地価を発表した。住宅地は下落幅の縮小傾向が見られた。東京・大阪・名古屋の三大都市圏を中心に持ち直し傾向にあり、三大都市圏では、住宅地の5割弱の地点が上昇した。
東京圏の住宅地では、2年連続上昇となった。上昇地点の割合はやや減少しているが、まだ半数以上の地点が上昇している。ただ、上昇率は昨年より小さくなっており、半年毎の地価動向をみると前半0.5%、後半0.4%の上昇と鈍化傾向が見られた。
大阪圏の住宅地では、下落地点の割合の減少が続いている。上昇地点・横ばい地点の割合が増加し6割強となった。半年毎の地価動向をみると前半0.3%、後半0.2%の上昇と東京圏と同じく鈍化傾向が見られた。
名古屋圏の住宅地も2年連続の上昇。半数以上の地点が上昇しているが、上昇率は昨年より小さくなった。半年毎の地価動向をみると前半0.9%、後半0.7%。
地方圏の住宅地は、7割弱の地点が下落しているが、下落率は縮小を継続している。
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