新建新聞社はこのほど、単行本「震災復考-安全な住まいは可能か」(樫原健一著)を発刊しました。
今年1月で阪神・淡路大震災から20年、この3月で東日本大震災から4年経ちます。この間、住まいの安全はどこまで高まったのか。何が壊れ、何が残り、何が変わったのか。復興を追体験することで住まいを取り巻く現在の技術環境や産業構造、法制度や社会システムを反省し、いつか起こる首都直下地震や南海トラフ巨大地震への備えとすることが、この本の主眼です。
建築構造力学を根底におきながらも、難解な解説を排し、経済学、社会学、政治学、歴史学、生活学と幅広い観点から平易な言葉で展開される論考は、災害復旧期の貴重な記録であり、住まいの本質や暮らしの安全を考える格好の教材であり、また日本列島における災害と人間の壮大な物語でもあります。
建築士をはじめとする住宅関係者の方々はもちろん、一般の方にもおすすめできる1冊です。
新建オンラインストアでご購入いただけます。
著/樫原健一
発行/新建新聞社
定価/1620円(本体1500円+税)
四六判224頁
2015年3月13日発行
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