デコス(山口県下関市)は、カーボンフットプリント(CFP)を活用したカーボン・オフセットを普及・促進する「どんぐりポイント制度」へ、2年連続で参加した。経済産業省の「見える化」制度連携活性化事業費補助事業として実施されているもの。今年度は昨年度の経験と実績を生かし、「地産地消」による地域循環の取り組みをデコスに関連深い山口、長崎、埼玉の3地域と連携して拡大展開した。
各地域の新築物件で使用された建築用断熱材「デコスファイバー」のCFP値を基に、各地のJ-VERクレジットを活用し、全量カーボン・オフセットを実施。CO2排出量を他の場所で削減したCO2で埋め合せした「実質排出ゼロカーボン断熱材」とした上で、新築ユーザーにどんぐりポイントを付与する。集めたポイントは、新築時に使用した構造材とおおよそ同数のスギなどの苗木に還元され、それぞれの地域の山の植樹活動へ活用される。
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