LIXIL(東京都千代田区)はエクステリア事業を強化する。商品開発だけでなくプロモーションにも力を入れ、需要を喚起することでエクステリア市場全体の拡大を目指す取り組みを始める。特に住宅の顔である「ファサード空間」を中心に、エクステリアのトータル提案を進めていく。
今回の取り組みは「NEXT EXTERIOR」と名付け、ファサード(門回り)空間の市場創造を狙う。ファサード空間は市場が大きいものの、エクステリア全体の中では規模が縮小している。新しい素材や構造、技術を取り入れた商品開発に加え、エクステリア業界、生活者の双方に向けプロモーション活動を行っていく。
商品単体の提案だけでなく商品同士や植栽を合わせるなど、ファサード空間全体の設計提案を行っていく。業界向けには設計・提案の手法などを提供するほか、生活者にもトータル提案のイメージをまとめたアプローチブックを作成するなどし、ファサード空間への関心を持ってもらうことにも取り組む。
第1弾商品を4月1日から順次発売する。新商品は、門回りに彩を添える乾式デザインウォール「テグランNeo」、エクステリア照明「美彩(Bisai)」、デデザイン性の高いパーツ「デザイナーズパーツ」の3シリーズ5商品。新商品の初年度販売目標は10億円。
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