アイディールブレーン(東京都千代田区)は、金属流動を利用した制震ダンパー「ミューダムR」を4月に発売する。地震による振動エネルギーを熱エネルギーに変換するもので、九州大学との共同開発で製品化された。
弾性ダンパーと異なり、温度変化や速度変化の影響を受けず一定の性能を維持する。従来の筋交いを同製品に入れ替えると、揺れ幅が85%低減されるという。適用範囲は広範囲で、W900~1800mm、H2340~2925mmに対応している。
同製品の目標壁倍率は2.2倍。秋に壁倍率5.0倍の「ミューダムS」の発売を予定。
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