千博産業(浜松市)は、地震の揺れを軽減する「SSダンパー evoltz(エヴォルツ)」を発売した。地震の衝撃を約半分に軽減させることが可能という。
新商品は同社が開発し、製造はドイツのショックアブソーバ・サスペンションメーカー、ビルシュタイン社に委託したもの。地震による小さな振動と大きな振動を瞬時に吸収する「バイリニア特性」によって、構造体の損傷を防ぐことができるという。
同社では、木造住宅用の地震対策として「制振(震)」という概念を世の中に広めるため、2008年に「制振事業部」を開設。全国の住宅会社向けに、自動車のショックアブソーバの技術をベースに、地震の揺れを軽減して衝撃を和らげ、木造住宅の構造部材の損傷を防ぐ制振装置「SSダンパー」を開発し、5年間で5000~6000棟分の販売実績をあげている。
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