森林総合研究所は、スギ材を高速で乾燥し、乾燥材の品質を一定レベルで維持することが可能になる高温過熱蒸気などを使った新しい木材乾燥技術を開発した。
乾燥初期に材面に「ドライングセット」を形成させることにより材表面の割れを防止し、これに続く工程では材温を下げて乾燥処理を行うことで高温乾燥で生じやすい内部割れのみならず強度や耐蟻性の低下を防ぐことができる。
変色や乾燥割れを生じさせずに、従来の乾燥方法の約1/2の4日程度で柱材を高速乾燥できる。
成果を要約した「スギ乾燥のための10の要点」(森林総合研究所第1期中期計画成果集18)を出版した。
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