LIXIL(東京都千代田区)は4月1日、主力システムキッチンをモデルチェンジし「サンヴァリエ〈リシェルSI〉」として受注を始める。
特徴の1つが、天板素材にセラミックを採用した「セラミックトップ」をラインアップに加えたこと。
キッチンリフォームのメイン層である50〜60代女性の「本物志向」に着目して開発、焼きものならではの素材感と機能性を備えたキッチントップとして量産化を実現した。
セラミックは熱、キズ、汚れ、衝撃に強いという特性をもち、たとえば火にかけていたフライパンや鍋の直置きができる、まな板なしで野菜が切れる、金属タワシでゴシゴシ洗える、ステンレスボトルを頭の上の高さから落としてもキズつかない——といったメリットがある。
また新たに、調理中の水栓操作を約7割削減できる「ハンズフリー水栓」を追加。2種類のセンシング技術を組み合わせることで、従来の自動水栓が苦手としていたガラスや黒色の食器、ステンレスのおたまなどの鏡面のものが感知しやすくなった。
「食器をかざすと吐水・戻すと止水」が自動になることで、従来型シングルレバー水栓に比べて年間約31%の節水・2900円の水道料金節約、約52%の省エネ・約1万900円の都市ガス料金節約が可能になるとする。
キッチントップはセラミックのほか、ステンレス、人造大理石を用意。
扉は15シリーズ48色、取手は16種類あり、全411通りの組み合わせから選べる。68万2000円〜(カスタムベースプラン)。
なお、セラミックトップの受注は6月から。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。