木造注文住宅を手がけるアキュラホーム(東京都新宿区)は、同社が全国で手掛けた住宅のうち、2009年、2014年の各100棟、合計200棟の住宅の間取りを比較し、変化について調査した。2009年と比較し、2014年の住宅の傾向として、家事動線を短くすることにより、居住スペースを広くとる工夫をしていることが多いことがわかった。
主婦が家事をする際に、一番往復することが多いと言われる「キッチン」と「洗面」の距離を調査したところ、2009年は平均で5.72mあった距離が2014年には1.25m短くなり、4.47mになっていることがわかった。
その一方で、シューズクロークの導入は24%増加し、収納を充実させている住宅が増えている。同社によると、共働きの夫婦が増えて、忙しい主婦が増加していること、家族とのコミュニケーションを重視していることによるという。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。