不動産会社のリスト(神奈川県横浜市)は、2013年11月から女性26人が主体となって進めてきた住宅開発プロジェクト「MIRAI図(みらいず)」の最終案を3つ発表した。
昭和女子大学、住宅関連企業5社(A&A、東急グリーンシステム、東京ガス、ニフティ、LIXIL)との産学連携プロジェクト。「女性の視点から見たこれからの暮らし」をテーマに、子育てワーキングマザーのための住まい・暮らし・コミュニティに関する以下3つの住プランを開発した。いずれも2016年中にも商品化したい考え。
(1)マーキングマザー向けマンション「スマイルハウス」
住戸と共用廊下の間に土間を、住戸内に開閉自由な開放空間を設けることで、住民同士のつながりを意識。共用部の一部を地域に開き、子どもたちが放課後を過ごしたり、ママサークルが利用したりと時間により異なる人が使うことを想定した。
(2)カスタマイズ可能な建売住宅「La Seek」
DIYブームを取り入れ、住みながら完成していく住宅。DIY初心者でも挑戦しやすいよう、簡単な施工で豊富なパーツを実現することを想定した。
(3)忙しい共働き夫婦向けの戸建て街区「Rakurasu Town」
管理組合による運営を想定し、安全性(道路を一方通行にする)や防犯性(出入口を1カ所にする)を重視。クラブハウスを設置し、部活動を通じてコミュニティを醸成することを想定している。雨でも洗濯物が干せるサンルームを配置するなど家事動線に配慮した。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。