永大産業(大阪府大阪市)と三菱樹脂インフラテック(東京都中央区)は3月2日、蓄熱性能をもつ木質フローリングと高出力放熱パネルを組み合わせ、再生可能エネルギーを利用した新しい冷暖房を可能にする床「エコ熱プラス」を発売する。
12ミリ厚の木質フローリングのなかに5ミリ厚のゲルシート状の潜熱蓄熱材を封入し、専用放熱パネルを組み合わせた蓄熱フローリングシステム。内部に蓄熱機能をもたせたことで、蓄熱槽を設置するスペースが不要になるだけでなく、エネルギーの移動にともなうロスを抑えることができる。
冬場は、太陽熱や廃熱でつくられた40~60度の温水を放熱パネル内の架橋ポリエチレン管で循環させることで、蓄えた熱をゆっくりと放出。快適な温度をキープする。
夏場は、昼間の熱を蓄熱材が吸収し、温度を下げる効果が期待できるとする。
新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)が2014年6月からスタートした「太陽熱活用システムの実証住宅での評価」において高性能蓄熱材として選定された。
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