ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は3月1日、司コーポレーション(群馬県沼田市)と提携して全国展開するベタ基礎断熱システム「タイト・モールド」を応用し、床下を地下室スペースとして有効利用できる新工法を発売する。
「タイト・モールド」は、ホウ酸を練り込んだEPS断熱材(発泡スチロール)でつくった基礎型枠。浮かし型枠を簡単・高精度に設置でき、立ち上がりコンクリートと耐圧盤の一体打ちが可能。このため、打継ぎ目地やコールドジョイントが発生せず、水やシロアリの侵入を防げるというメリットがある。
この特性を生かして、基礎型枠の設置と同時に地下空間をつくるしくみをパッケージ化。従来工法でネックとなっていた型枠設置や打継ぎ部の防水加工にかかる手間・コストを大幅に解消できるとする。
ゴルフセットやスーツケースなどをしまう大容量収納などとして活用可能。
3月3~6日に東京ビッグサイトにおいて開催される「建築・建材展2015」では、「タイト・モールド」設置の実演を行う。
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