旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ(東京都千代田区)は4月1日、新しい防水部材として2商品を発売する。住宅の防水意識が高まる一方で、水切りシートによる壁体内結露のリスクや雨水が浸入しやすい角部の施工手間が指摘されるなど課題も残されていた。2つの新商品は、これらのリスク・手間を解消するものだという。
1つは、伸び縮みする防水テープ「ストレッチガード」。
透湿・防水シート「タイベック」とブチルゴムを組み合わせたもので、優れた伸張力のため、あらゆる部位に追従してピンホールを解消することができる。たとえば窓台角部、バルコニー出隅部、バルコニー直交部、ダクト部といった複雑な部位の防水施工が、簡単・スピーディに完了する。
一般部用(150x230mm)、出隅部用(270x270mm)、ダクト部用(50mmx10m)の3タイプ。
もう1つの新製品「タイベック フラッシングシート」は、業界初という透湿水切りシート。基材に「タイベック」を使うことで透湿機能を発揮、雨漏りと結露の両方のリスクを防ぐことが可能だ。
防水性能は、同社の透湿・防水シート「タイベック ハウスラップ」の約2倍。従来の水切りシートの8分の1と軽量で、追従性が高いため角部にもスムーズに施工できる。
使用部位は窓台、バルコニー笠木部、軒天周り、下屋との取り合いなど。2サイズ(300mmx40m、500mmx20m)。
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