勝美住宅(兵庫県明石市、渡辺喜夫代表取締役)は、兵庫県養父市と協力し、グループ会社を含め23棟(2015年2月現在)の全てのモデルハウス運営時に排出されるCO2を「養父市市有林オフセットクレジット(J-VER)」によりオフセット(相殺)する。3月から「CO2排出量ゼロ」のモデルハウスとして運営する。
勝美住宅の広報担当者によると、同社では木造住宅に携わる企業としての背景から、住宅のエコ化を推進しCO2排出量を削減する努力を行ってきた。同じ兵庫県である養父市の「豊かな自然を後世に残したい」という理念と合致したことで協力関係が実現した。
今回同社が養父市から購入する(オフセットする)CO2排出権は50t。消費電力から換算したというCO2排出量はモデルハウス1棟につき年間約0.3tで、23棟分=年間約7tとなり、およそ7年分削減できる量に当たる。
養父市のCO2排出権は1tあたり5000円。これによって得られる収入を養父市では持続可能性に優れた森林づくりに役立てていくとしている。
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