警備サービス大手・セコムのグループ会社で介護付き有料老人ホームを展開するアライブメディケアは、首都圏で10カ所目となる介護付き有料老人ホーム「アライブ品川大井」(東京都品川区大井)を開設、2月から運営を始めた。
新施設では、厚生労働省が2025年までに構築をめざす「地域包括ケアシステム」にもとづき、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるように、入居者と地域のつながりを重視しているのが特徴。
地域の医療機関・牧田総合病院と連携して月2回の訪問診療、年2回の健康診断、救急搬送、回復期リハビリなどで連携体制を整えるとともに、地元の食品生活雑貨店「ダイシン百貨店」と連携して、店舗から新施設や牧田総合病院を経由する循環バスを運行する。
さらに大田区が区内20カ所で委託運営する地域包括支援センターのひとつ「さわやかサポート入新井」とも連携し、新施設の1階で地域住民向けの医療・介護に関するセミナーや各種イベントを開催し、地域の拠点としての役割も担う。
セコムグループでは高齢者施設の需要増を見込み、東京城南地区を中心に1〜2年に1棟のペースで竣工していく予定。将来同地区で30カ所の開設を目指す。
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