一般社団法人プレハブ建築協会(東京都千代田区)はこのほど、住宅営業に関する調査結果を発表した。メーカー選定の決め手となった理由では、「品質・性能が優れていた」が29%と最も多く、前回より10ポイント上昇。同協会は「住宅の品質・性能に対するお客様のニーズが高まっている」と分析する。
前回調査で「決め手」の1番手だった「安心できる会社だった」は、今回調査では22%で、前回から9ポイント下がった。
「メーカー選定の決め手となった理由」について3つを選択する問いでは、「安心できる会社だった」が64%と最も多かったが、前回の調査よりも2ポイントさがった。一方、2番目の「品質・性能が優れていた」は56%で前回調査よりも8ポイント増えた。
営業担当者に対する満足度は、「満足」が82%と高水準を維持している。「役に立ったアドバイス」では、「商品の特徴」が69%と最も多く、「間取り等のプラン内容」が66%、「資金やローン」が52%と続いた。
同協会では、「プレハブ住宅コーディネーター資格認定制度」を通じて、お客様に信頼される住まいづくりのパートナーの育成を図っている。アンケート結果をもとに、更なる営業担当者のレベルアップを図りたいとしている。
同調査は営業担当者の対応を中心としたアンケートで、毎年実施されている。今回は会員会社のプレハブ住宅メーカー10社でマイホームを新築し、2013年に入居した居住歴約1年の1000人を対象に郵送し、523人から有効回答があった。
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