“2020年に普及するスマートハウス”として東京大学生産技術研究所(東京都目黒区)が駒場Ⅱキャンパス内で研究を進めてきた実験住宅「COMMA(コマ)ハウス」がバージョンアップした。
コマハウスは2011年8月の完成以降、エネルギーマネジメントの基礎的実験とHEMSの構築に取り組んできた。
このほど実験環境のさらなる向上をはかり、一部設備を改修・新設。新たに、実験用スマートメーターの「Bルート」(スマートメーターと宅内機器間の通信回線)を開通し、電気使用量や使用電流値の読み取りを可能にした。これによりさまざまなアプリケーションの開発が期待されるという。
このほか、室内の温度分布を見える化するロールスクリーン、屋内外環境を見える化する温湿度センサーを設置。さらに、居住空間としての機能を高めるため、床暖房、ロボット掃除機、エコーネットライト対応冷蔵庫・エアコンを新設、ロフト窓に電動ユニットを取り付け遠隔開閉できるようにした。
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