NPO法人住宅地盤品質協会の会員が中心となり、地盤保証に依存しない地盤調査・工事を進めていく事業者の集まりとして、一般社団法人地盤優良事業者連合会(地優連、村上満代表理事)を立ち上げた。適正な基準で適正な補強工事を行い、過剰補強、保証ありきの判定による地盤事故の発生の撲滅を目指す。1月23日に東京都内で開催された会員募集説明会には全国から約100人が参加した。
具体的には、判定のグレーゾーンをなくし、過剰な補強の撤廃に向け、統一地盤判定基準を策定する。賠償責任は地盤保証料に頼らず、自社のPL保険でカバーすることで生活者の負担を極力減らす地盤サービスの確立を目指す。
現状の地盤保証事業者による地盤調査と保証料は合わせて6万~9万円。これに対し地優連会員による品質保証付きの地盤調査は4万円前後となる見込み。
地盤判定基準作成委員会を2月にも立ち上げ5月をめどに基準を策定する予定。半年後をめどに、会員地盤業者と地優連の連名保証ができるような新しい地盤品質保証制度の確立を目指す。
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