福岡県住宅供給公社(福岡市)は2014年11月、県内にある団地の空き住戸のリノベーション提案を募集するプロジェクトとして「団地タイプ住戸改修事業 企業開発提案競技」を実施。1月13日に優秀案を選定した。
1975〜85年に都市郊外に建設され、いまも使用中の賃貸用住棟のうち空き家となっている56.81m2の住戸について、民間企業(共同企業体=JV)の開発技術やノウハウを活用して1戸あたり350万円の予算で改修し(解体含む)、低廉で良質な住まいとして供給しようというもの。
このプロジェクトでは「企画、解体、改修工事、仲介あっせん」までをパッケージ化して主体的に事業を行うことが応募の条件となっていた。
応募資格をクリアした6つのJVが空き住戸のリノベを提案。公社内における予備選考後、本選考に残った3提案のなかから1案が決まった。
最優秀案は、不動産プラザ(北九州市)、タムタムデザイン一級建築士事務所(同)、不動産中央情報センター(同)、トーマスリビング(福岡市)、駅前不動産(久留米市)の5社からなるJVの提案が選ばれた。
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