兼松日産農林(東京都千代田区)は飛島建設(神奈川県川崎市)、昭和マテリアル(北海道岩見沢市)と共同で、小中規模の建築物にも対応する木材を使った液状化対策工法を開発。2月1日から、同社が運営する地盤技術集団・グランダートユニオンと環境パイル(S)工法協会で提供を始める。
新工法「丸太打設液状化対策&カーボンストック工法(LP-LiC工法)」は、丸太を埋め込んで地下水位が浅く緩い砂地盤を締め固めることで、液状化による建物の沈下を抑制するもの。従来工法の「密度増大工法」と同等以上の地盤改良と液状化被害抑制を実現できることが確認されてたとする。
また、丸太は間伐材などを有効利用できるため、林業の再生、地域産業の活性化に寄与すると期待されている。
「建築技術性能証明」「建設技術審査証明」を取得済み。
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