北海道伊達市の小松建設(小松幸雄社長)は、太陽熱フル活用型モデル住宅「大空と大地の家」を市内に建設。1月24日にオープンする。
このモデル住宅は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2014・15年事業「太陽熱エネルギー活用型住宅の技術開発」の採択を受けて建築したもの。
北海道〜沖縄まで全国11地点で太陽エネルギーを活用した省エネ型住宅を使って空調・給湯エネルギーを5割以上削減できる可能性を実証。
11地点のうち5地点でOMソーラーを採用した「太陽熱フル活用型住宅の地域適合化に関する研究開発」に取り組み、OMソーラー、地域工務店、東京大学、東京理科大学らと共同でその有効性を実証していく。この5地点の最北が、寒冷積雪地にある小松建設のモデルとなる。
モデル住宅の完成を記念して1月31日、伊達信用金庫コスモスホールにおいて「太陽熱で暮らしを変える 住まいの公開セミナー」を開催する。
当日の内容は、東京大学・前真之准教授による基調講演「断熱と太陽熱のハイブリッド 北海道のために住宅ができること」と、座談会「太陽熱エネルギー活用で『無暖房住宅』への挑戦」(パネリスト:前氏、OMソーラー社長・飯田祥久氏、小松建設社長・小松氏、コーディネーター:北海道科学大学・福島明氏)。
13:30〜16:00。無料。問い合わせはTEL0142−23−2043(担当:関川氏、富田氏、葛西氏)まで。
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