コロナ(新潟県三条市)はこのほど、地中熱を利用するヒートポンプの導入に必要な工事費用を4分の1に削減する新工法「パイルファイブシステム」を開発した。
従来、地中熱を利用したヒートポンプで6kWの暖房出力を得るためには、地中を約100m掘削して採熱管を埋設する必要があり、初期導入コストの高さがネックとなっていたという。
新工法はこの課題を解決するもので、一般的な地盤改良工事用の鋼管杭を地中10mの深さに5本打ち込んで採熱管を埋設。従来の約半分(計50m)の掘削で8kWの暖房出力が得られるとする。
同社が2014年9月に発売した地中熱と空気熱の2種類を熱源に使うヒートポンプ式温水暖房システム「GeoSIS HYBRID(ジオシスハイブリッド)」に対応する。
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