ポリエステル断熱材のエンデバーハウス(本社:大阪府)は、震災の影響により製品の注文・問い合わせが集中している。工場はすべてフル稼動しているが、納期は早くて2カ月半という状況だ。
同社は住宅エコポイントなどによる断熱材の需要増に応えるため、昨年11月以降、出荷する製品をスタンダードロールタイプと同耳付きタイプに限定し、品番も集中して生産性を高めてきた。ここへきて比較的注文が落ち着き、1カ月~1カ月半で納品できる体制となっていたが、震災後に再び多量の注文が入ってきているという。
「現在すでに生産量はマックス。今後の状況次第だが、納期が3カ月、4カ月とさらに伸びるようになってくれば、いったん注文・出荷を止めなければならないこともあり得るかもしれない。そうしないと、かえって顧客に迷惑をかけてしまう」(同社担当者)と心配する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。