帝国データバンクがまとめた全国企業倒産集計結果によると、10月の全国の倒産件数は前年同月比21.8%増の1083件だった。
倒産件数は13ヵ月連続の前年同月比増加で、集計対象を変更した2005年4月以降で最多となった。負債1億円未満の中小・零細企業の倒産が675件(構成比62.3%)で、前年同月を23%上回った。
すべての業種で前年同月比増加となり、件数では建設業、小売業、運輸・通信業、不動産業の4業種で2005年4月以降最多。特に建設業は2005年4月以降で初めて倒産件数300件を突破し、今年最多となった。
改正建築法施行で景況感の業界間、地域間、規模間の格差が拡大。現場も混乱し、同法改正関連の倒産が5件判明したという。
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